こんにちは黒犬です。
とても便利な充電工具の「全ネジカッター」の使い方です。
エアコン工事では、機械や配管を吊ったり固定するのに 全ネジ(寸切り・ズンギリ)をよく使います。
全てにネジが切られていて、好きな長さに切って使います。
金鋸やサンダーを使って好きな長さに切って
ヤスリやサンダーでバリを削ればOK! 大変!
でも全ネジカッターを使えば、バリを出さずに一瞬で切れます。
早速、切ってみましょう!
全ネジカッターの使い方
切りたい長さに印を入れた寸切りを「全ネジカッター」の刃がすれ違うところにセットします。
トリガースイッチを押します。
光ながら切断
簡単でしょ!
ばりが出ないので、このままナットが取り付けれます。
しかし、寸切りがきちんとセットできてなかったりすると失敗します。
傷だらけになって、ナットが入らなくなるだけではなく、刃を傷める原因になります。
失敗しないようにするには?
トリガースイッチを押すと刃が動いて切断します。
空運転してみると2枚ある刃の片側が固定されていて刃の1枚だけ動くのが分かります。
寸切りは固定されている刃にセットします。
固定側には寸切りを受けるガイドが付いています。
床で切る時にはガイドの数字が見えるように横倒しに置いて切るのが基本になります。
この状態で切るようにしましょう。
この状態で、ガイドに押し当てるように寸切りを置いて、寸切りと固定されている刃のねじ山がきっちり合っていることを確認してください。
吊り下げられた寸切りを切る時も、ガイドに押さえつけてねじ山が合っていることを確認して切りましょう。
刃の寿命も長くなります。
刃がヘタってくると?
刃がヘタってくると、切った寸切りにバリが出てナットが入らなくなります。
少しのバリなら硬くてもナットが入りますが、ナットが入らなくなったら刃を交換します。
刃は反対側にも付いているので、ひっくり返すと新しい刃で使えます。
刃物なので、どうしても使う手が変われば切れ味も変わってきます。
若い社員のたくさんいる社長さんは「すぐに刃がダメになるから、上手になるまでわざと刃を変えない」と言ってます。
替刃は高いですもんね。
床に置いて使う時は必ず基本の形で使う癖をつけましょう。
バリが出た寸切りは?
失敗してガリガリに傷が入っても、バリが出ても大丈夫!なぜなら僕たちにはこれがあるから!
バリ取りペンチ〜♪
バリ取りトリマ〜♪
これでグリグリするともう安心です。スルッとナットが回ることでしょう!
特にステンレスのバリは気をつけてください!
ステンレスの寸切りのバリや傷で回りにくいのを無理やり回していくと致命的なことになります!
ボルトとナットが噛み込んで(焼きつく)二度と動かなくなります。
少しでも回りにくい時は、必ずバリや傷を修正してください。
同じ寸法で切る方法
同じ寸法で複数本切ることも多いと思います。
一本だけきちんと長さを出して切ってしまえば後は簡単です。
一本目をさしの代わりにしていくらでも切れますね!
毎回測って印を入れなくてもいいですね。
全ネジカッターがあれば仕事のスピードが上がります。
時短工具を便利に使っていきましょう!
ありがとうございました。