一般的なルームエアコンの室内機を外すには、下側の二箇所の爪のかかっている位置を押し上げてやると簡単に爪が外れます。
しかし、三菱電機の「霧ヶ峰」は爪の箇所を下に下げなきゃ外れません。
そんな「霧ヶ峰」を簡単に外す治具の紹介と、カバーを簡単に外す方法を紹介します。
この記事を見ると、作業がはかどると思いますので、是非最後まで読んでみてください!
よくある外し方
スケールを使って、爪を下に引っ張ります。
スケールの先っちょを突っ込んで下に引っ張ります。
スケールが大きい場合や、室内機が壁にぴったりの時は壁を傷つけることがあります。
特に、ペンキ仕上げや塗り壁の傷は致命傷です。
細い六角レンチを使うこともあります。
スケールの先は入れにくいので「コーナーカバー」を外したりします。
「コーナーカバー」を外すとスケールが簡単に入りますが、指が入るので手で下に下げた方が速いのです。
しかしこの「コーナーカバー」がなかなかの曲者で、外したい時にはなかなか外れません。
外すコツとしては「横から叩く」と簡単に外せます。
横から叩いた瞬間に、下にずらします。
慣れたら一撃で外れます。呼吸は「息を吐きながら」デス。
左右の「コーナーカバー」が外れたら、隙間に指を突っ込んで下に引っ張ります。
※古い機種は「コーナーカバー」が片側のみです。
しかし、VA線があれば、現場で治具があっという間に作れます。
ガミネスペシャル
うちの仕事をいつも手伝ってくれる、大恩人の職人さんがその場で一瞬で作ってくれる治具
「ガミネスペシャル」
その職人さんクラスになると「霧ヶ峰」のことを「ガミネ」と呼ぶそうです。
「ガミネスペシャル」はVA線の先を剥いで曲げるだけなので一瞬で作れます。
ガミネスペシャルを使ってみよう!
使い方にコツもクソもありません。
突っ込んで引っ張るだけです。
壁を傷つけることもありません!
一つ作れば一生ものです。
僕は毎回捨てるので、職人さんに毎回作ってもらいます。
ガミネのカバーの外し方
ほとんどのメーカーのルームエアコンはカバーの上部に爪が見えます。
この爪を外すと簡単にカバーを外せます。
しかし「ガミネ」は、爪が見えません!
マイナスドライバーを突っ込むと外せますが、もっと簡単に外す方法があるのです!
その方法
左右2箇所のビスを外します。
吹き出し口の真ん中で引っかかってるので、グイッと下に下げると外れます。
あとは上の爪を外すだけです。が、
この状態で、強引に上にパネルを開きます。
「パネルが割れる!」と思いますが、そのまま開くと簡単に爪が外れます。
今まで損傷したことはないですが、自己責任でお願いします。
まとめ
ガミネスペシャルはいつでもどこでも簡単に作れます。
存在を知っていればきっとあなたの役に立ちます!
使い勝手は抜群です。
ガミネのカバーは、下から上に思い切ってガバッと開ば構造上簡単に上の爪は外れます。
悩むことはありません。
あとは好きに洗浄するなり、修理するなりしてください。
他メーカーのルームエアコンは、先に上の爪を外して上から下に開くとスムーズにカバーを外すことができます。
知っているのと知っていないのとは大きな差があります。
あなたの作業の時短につながれば嬉しいです。
ありがとうございました。