こんにちは黒犬です。
エアコンの工事で一番割合の高いかもしれない、4方向カセットの室内機を交換をしていきましょう!
今回のポイントは
電線の種類(電源線・信号線・リモコン線)を後で判るように書いておく。
配管の残圧を確認する。
になります。
では、交換していきましょう!
4方向カセットのエアコンは、お店や病院なんかの天井についてる
このエアコンです。
見えるのはパネルだけで、室内機は天井の中にいます。
室内機本体が20〜30㎏ぐらい。
パネルが7㎏ぐらいです。
エアコンの室内機と室外機は配管で繋がっていて、中にフロンガスが入っています。
フロン排出抑制法という怖い法律により、故意にフロンガスを漏らすと、罰金やら前科やらが付きます。
空調屋とはフロンガスとの戦いなのです。
今回は古いエアコンは故障もなく動いたので、電源をブレーカーで落とす前に、室内機と配管のフロンガスを室外機に移す
ポンプダウン という技を使います。
フロンガスを回収したら、電源ブレーカーをオフにします。
電源が落ちていることをテスターで必ず確認しましょう!
電源OFFが確認できたら室内機を外していきます。
パネルを外します
パネルはまず、欠け穴のビスを限界まで緩めます。
いったん抜いて、少しだけ閉るといいですね。
対角に緩めます。
その後で他のビスは抜いちゃいましょう。
パネルと本体が断熱材が引っ付いているときはベリベリ引っ張ってブラブラにします。
パネルと本体とつながっているコネクターは全て外します。
あとはかけ穴のビスが外れるように、ひねってパネルを外しましょう。
室内機本体が現れました。
電線を外します
電線は、電源線なのか 信号線なのか リモコン線なのか判るようにテープを貼ったりして室内機から引き抜きます。
同じような種類の電線で入っていることもあって、分からなくなるとテスターで調べたり非常に時間がかかります。
また、電源線を信号の端子に繋ぐと基盤が一発で壊れます。
各端子に、電線が一本づつではなく、2本 3本と入っている時があります。
面倒でも、テープや電線線本体に 電源線なのか信号線なのかリモコン線なのか後でわかるように書いておく事が最速となります。
配管を切り離します。
液菅は必ず、フレアナットを外してください。
配管にフロンガスが残ってたり、室外機を間違えていた時に、いきなり配管を切ってしまうとフロンガスがすごい勢いで吹き出します!
あなたの握力ぐらいでは止められないぐらいの勢いでフロンガスが噴き出すことでしょう。
もしも、いきなり配管を切って室内機や室外機を間違えてフロンガスを放出してしまうと、配管を繋ぎ直して 真空引きをして フロンガスを充填して…。
物凄い時間と費用がかかります。
そして怖い法律もあります。
フロンガスと一緒に油もすごい勢いで噴き出すので、天井の張り替えってことも…。
ナットを緩めてフロンガスが出たなら、閉めれば止まります。
必ず液管のナットを緩めて圧力が残っていないか確認しましょう。
マルチエアコン(室内機が何台も繋がってる)であれば、他の人が配管を外すのを待ってから切るのもありですね。
液管にガスがいないのが確認できたら、ガス管は切ってしまいましょう!
ガス管のナットは大きいので、外すには相当の力がいるので切ったほうが早いデス。
切った配管はゴミが入らないようにテープで塞いでおきましょう!
次に排水管(ドレン管)を切ります。
冬でも水が残ってることがあるので、バケツなんかを用意して切ります。
配管同様、根元に断熱材が巻いてあるので、切るの邪魔にならないように断熱材を外します。
ここでトラブル発生!
いきなりドレンの根本が折れました!
冬でも中に水が残ってることがあります。
断熱材を外そうとしていただけなので、バケツはまだ構えていませんでした。
はい。服がびしょびしょです。
お客様の部屋が濡れないように、自分の服が犠牲になったと思いましょう。
吊りボルトのナットを緩めておきます。
上側のナットを5㎝ぐらい上げておきます。
上下のワッシャーが吊り金物に引っ付いてる時があります。
その時は、上のワッシャーをマイナスドライバーなどで剥がして、下のワッシャーは吊りボルトごと横にずらすと簡単に剥がれます。
ようやく室内機を外せるようになりました。
最後に確認してください。
電線は全て引き抜きましたか?
配管、ドレンは切り離しましたか?
吊りボルトのナットはしっかり上に上がってますか?
ワッシャーは吊り金具に引っ付いてませんか?
4方向の室内機は重たく大きいので、外す時も 取り付ける時も二人で行う共同作業です。
何かが残ってると親方に怒られます。
準備OKなら親方や近くの職人さんに手を貸してもらいましょう。
室内機が外せたので、今日の記事はここまでです。
次は、新しい室内機を取り付けれるように準備していきます。
ありがとうございました。
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