2022年2月24日にウクライナに対して、ロシアが軍事侵攻を始めました。
この軍事侵攻に、世界中の人々がショックを受け怒りを感じています。
ロシアの侵攻は非難するべきことで、当然ながら世界中の国や人々が非難しています。
そして日本国内で、在日ロシア人個人を誹謗中傷する残念な人がいます。
日本人としてとても恥ずかしく残念に思います。
非難されるべき対象は、ロシアの政府やプーチンであり、ロシアの一般人ではありません。
ロシアの一般人はこの侵略に反対であり、ロシア全国で反戦デモが起こっています。
「たかがデモぐらいで」と思うかもしれませんが、ロシアでは命懸けです。
2012年の6月に「無許可のデモ」の参加者のの参加者の罰金が6倍に上げられ、3月4日に可決された「誤情報拡散に対する改正」で最大15年の懲役が科されるようになりました。(以前から懲役や自由権の剥奪があった)
拘束されると、公務員なら解雇。国営学校の生徒なら強制退学です。
「反戦デモの参加者をウクライナ侵攻の最前線に送る」という法案まで出されています。
それでも人々は立ち上がり、ロシア全土で反戦デモが起きています。
日本にいるロシア人もロシアの人に正しい情報を届けようとしたりウクライナへ寄付をしたり(ロシアではウクライナへの支援は違法)心を砕いています。
帰国すれば即逮捕・拘束される危険があってもです。
もちろん、今一番大変で辛い思いをしているのはウクライナの人々です。
そして、国を守ろうと戦っているウクライナの兵士と、徴収されロシア政府とプーチンの駒にされているロシアの一般兵です。(ロシア軍の士気が低いと言われているが、徴収された一般兵の良心だと思いたい)
ウクライナと同じルーツを持つロシアの一般の人々も「申し訳ない」と心を痛め、行動に移しています。
この侵略戦争がどう終わっても、ロシアの上層部はほとんどダメージはないでしょうが、ロシアの一般人は国際的にも孤立し、支援もなく大変な思いをすることでしょう。
そこに最初に支援するのはおそらく、ウクライナの一般人です。
政治のトップがどれだけキチガイでも、そこに住む人々は世界中同じです。
今安全な日本にいながら、一般人である在日ロシア人を誹謗中傷する行為を日本人として非常に恥ずかしい行為と感じます!
誹謗中傷している人たちの大多数は日本語のできる外国人だと思いますが、中には考えの浅い、勉強の足らない日本人もいるかもしれません。
日本には今のロシアには無い「言論の自由」があります。
何を言おうと自由ではあるけれど、自分が発した言論には「責任」が生じます。
我々日本人ができることはウクライナの人々に対する祈りや寄付や支援であったり、ロシアの政府とプーチンに対する非難や行動であって、一般人に対する誹謗中傷ではありません。
日本人として責任と誇りの持てる行動をしましょう!
どんな理由であれ戦争には断固反対します!
1日でも早い侵攻の終わりと、一人でも多くのウクライナ人の無事をお祈りします!